香水の価格帯は、数千円～数万円するものまで幅広いです。
「香水の安い・高いといった値段は、何を基準に変わる？」「安い香水には高級香水に比べて致命的なデメリットがあるの？」
といった疑問をお持ちの方もいらっしゃいますよね。
ここでは、ネット香水専門店Celesの日本フレグランス協会の資格を持ったスタッフが、香水の値段を決める要素について詳しく解説していきます！
香水の値段の要素を理解することで、香水選びの際に何を重視したいのか、適正価格なのかなど自分で見極められるようになります。
これから香水を購入予定の方は、ぜひこの記事を参考にしつつ、Celesの０円からお試しできる量り売りサービスもご利用下さい！
香水の高い・安いを決める要素
高い香水だからイイ！ 安い香水だから悪い！
……とは限りません。それなのに、なぜ香水には大きな価格の格差があるの？
香水の高い・安いといった値段を左右する要素について紹介します。
①賦香率（ふこうりつ）の違い
賦香率（ふこうりつ）＝香料をアルコールに溶かした割合が高いほど、値段が高くなる傾向があります。
単純に、使用する香料の量と濃度が高くなるからです。
高価な順に（※）、「パルファム」→「オーデパルファム」→「オーデトワレ」→「オーデコロン」となります。賦香率が高いほど少量でも香りが強く、持続力も強力になります。
※パルファムは濃度が濃いため、服に染みがつくことや肌に合わない人も少なくないため、今では市販ではあまり見かけません。
しかし、Jo Malone (ジョーマローン)やSanta Maria Novella (サンタマリアノヴェッラ) のように、オーデコロンであっても価格が１～２万円するブランドもあります。
②使用する香料ランクや素材の違い
人工的に作れないもの、また大量生産ができないなど、香料のグレードの高いものを使用すると価格が上がる傾向があります。
たとえばDawn Spencer Hurwitz（ドーンスペンサー ハーウィッツ）ではロッキー山脈の氷河からなる湧き水や、トウモロコシから採れるコーンエタノールを使用したものも。
イタリアのSanta Maria Novella (サンタマリアノヴェッラ)などは歴史あるレシピで作られており、その製法や原料の希少性から量産できず、高額で取引されています。
希少な原料や天然香料をふんだんに使用している香水ほど、原価が高くなってしまうのです。
③香りのオリジナル性
これが安値となるか高値となるかを変える一番大きな要素となります。
高級ブランドの香水ともなると、その香りはブランドイメージそのものになります。
トップ・ミドル・ラストノートと繊細に変わりゆく香りの中で、ブランドの個性を反映させるのはそう簡単ではありません。
だからこそ、一流ブランドでは名高い調香師を採用し、オリジナリティの高い、他社に真似できない香りづくりに注力しています。
なので、何万円もする香水なのにありきたりな香りは悪い例の「高級」な香水と言えます。
（Celesのスタッフも何百本もの香水を試しており、「この香り２万円もしないでしょ！」と思ったことは少なくはありません）
反対に、安いのにオリジナリティがあると思えた香水は良い「安い」香水となります。
このように、香水の高い・安いを決める要素はさまざまです。
「この香水は適正価格なのか」を判断するためにも、香水選びの際に、値段を決める要素を知っておくことは損にならないはずです。
プロが選ぶ！ 高値の一番のブランドと安値の一番のブランド
高級品のナンバーワン
Celesの香水スタイリスト厳選！
Celes的「高価格」で「オリジナリティーが強い」、それだけの価値があると考えるブランドはL’ARTISAN PARFUMEUR （ラルチザン パフューム）です！
1976年にフランスで創業した、その名も“香りの職人”。
創業以来、パイオニアの精神とコンテンポラリーなビジョンを持って香りを追い求め、職人的技術と、心を奪われるような自然の美しさを見事なまでに融合されたアーティスティックな香りを展開しています。
香水ひとつひとつにオリジナリティがあり、奥深く、全ての香水にストーリーがあるように感じられます。
フルボトル１本で２万円ほどするブランドですが、その分の価値ありです！
０円からL’ARTISAN PARFUMEUR (ラルチザン パフューム)を試してみる→
コスパのナンバーワン
Celes的コスパが最高なブランドは、日本のブランドJ-scent （ジェイセント）です！
日本の独特な美意識、伝統、文化をもとにした香りを生み出しており、それぞれの香水に「和」のコンセプトがあります。
ジェイセントを嗅いで「これは子供のころに嗅いだ○○だ」など、潜在意識を揺さぶられる人が多いです。
フルボトルは3,000～7,000円程度と、このオリジナリティでこの価格！ とってもコスパが高いです。
その他にも、宝石メーカーVan Cleef & Arpels （ヴァン クリーフ&アーペル）やAcca Kappa （アッカカッパ）は１万円以下で購入できますが、２万円以上で売られていてもおかしくない品質です。
安い香水は買わない方がいいのか？
「安い香水は匂いでわかる！」と言われることもありますが、それは様々な香りを試したことがある香水上級者のみでしょう。
なので、とにかく高い香水を買えばいい！ というわけではありません。
香りを試してみて、自分も周りの人も「いい香りだな」と思えればそれでいいのです。
香水もスーツや鞄と同じで、プロからしたら一目見てその生地の良さや縫い目の良さを説明できますが、一般の人にとってはすべて似たように思えるものです。
ここだけの話、高い香水でもオリジナリティを追及しすぎており、鑑賞としてはいいけれど日常利用が難しい香水もいくつかあります。
安い香水はオリジナリティがあまりないのが多い反面、一般の消費者の香りの傾向がきちんと調査されて作られているので、万人ウケするものが多いといえます。
その典型的な例は2000年にローンチされたLancome – Miracle （ランコム – ミラク）です。
みずみずしく洗練されたこの香りは4,000~9,000円でも購入でき、高校生からOLまで幅広い女性に人気です。
同じブランド・同じ商品なのに値段が違うカラクリ
同じブランド・同じ商品なのに、販売されている場所によって値段が違うことってよくありませんか？
「これって偽物なの？」「もしかして損をしたの？」なんて、購入後に不安になってしまう方も多いようです。
なぜ同じ商品なのに、値段が違うのか、理由をご説明します。
並行輸入品と正規輸入品の違い
日本国内で流通している香水は２種類。並行輸入品と正規輸入品です。
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- 並行輸入品 …海外の直営店や量販店、ネットショップなどで一般に流通している商品を購入し、日本に持ち込んで販売するもの
- 正規輸入品 …海外ブランドから直接購入した製品を、輸入販売しているもの
正規輸入品の場合、販売価格はブランドイメージを損なわないためにも、日本での販売価格が固定化されています。
そのため、セールによる値引きがほとんどありません。
並行輸入品の場合、円高時に購入した商品を販売することで原価が下がり、値下げすることが可能です。
現地で安く販売されている商品を転売するということもできます。
一般的に正規品よりも並行輸入品の方が安く仕入れることができ、メーカーによる価格固定がないため安く購入できるんです！
ただし、並行輸入品の中には偽物や、保管状態が十分でない環境で日本に輸入される商品もあるため、信頼できる販売元かの確認が大切です。
輸入後の流通経路
卸業者によって取扱商品や値段が変わります。
どんな経路で輸入したのかによってまたぐ業者や仲介者の数が変わり、発生手数料も変わってくるからです。
品ぞろえが豊富で卸業者から安く提供を受けている小売店ほど、販売価格を抑えることができます。
正規の値段よりもあまりに値段が安い場合は警戒が必要です。
古い香水や、保存状態の悪いもの、偽物という可能性もあります。
セレスの香水がお得な理由
大きいボトルを買ったのにイメージと違ったり、飽きてしまって損をしたことはありませんか？
特に、それが高い香水だったらショックですよね。
でも、Celesを利用すれば香水を買う前に０円から香りを試せるので、リスクフリーで様々な香水を試すことができます！
普通の販売店ではできない香水の量り売りサービスを行っているので、少ない量で香水を肌で試してみることができます。
取り扱いしている香水は、すべて日本フレグランス協会の資格を持つプロのフレグランススタイリストが「良い」と思った香水のみです。
もちろん、香水は信用できるサプライヤー（各香水ブランド・香水販売店）から購入しており、偽造品等は一切ございません。
まとめ
香水の高い・安いという値段を決める要素は大きく分けて次の２つです。
- 原料や香りの独自性、希少性といった品質による価格の違い
- 販売ルートの違いによる販売価格の変化
香水の値段の要素を知ったことで、自分が求める香水の条件（香りを長く持たせたい、希少性の高い香りを求めたいなど）にはどのくらいの値段が相応しいのか、判断できるはずです。
偽造品に騙されないためにも、後悔のない香水選びを叶えるためにも、客観的な香水価格の知識をぜひお役立てください！
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