バレンタインのデートにぴったりな女性向けフレグランス香水6選!

こんにちは、香水ライターの凜です。

今年が始まったばかりと思いきや、すっかりもう2月の紅梅が色づく時期になりました。

今回はそんな2月の一大イベントであるバレンタインデーに向けて、デートにぴったりな女性向けのフレグランス香水を6作品ご紹介いたします。

 


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バレンタインデートに合う女性向けフレグランス6選

番号の若い順から日中でも付けやすく、香水に不慣れな方でも身に纏いやすいものをご紹介し、後半になっていくほど、夜のパーティや特別な瞬間に栄える作品となっております。

1.ア・ラ・ローズ(メゾンフランシスクルジャン)

Maison Francis Kurkdjian−A la rose

香りのノート

Top
ベルガモット、レモン、オレンジ

Middle
グラース産センティフォリアローズ、ブルガリア産ダマスクローズ、マグノリア、ヴァイオレット

Last
ムスク、シダーウッド

 

1本目にお届けするのは、「薔薇を持つマリーアントワネット王妃(仏名:ア・ラ・ローズ)」の肖像画から着想を得て、調香師フランシスクルジャンが日本人女性のために創った薔薇の中の薔薇の香水、ア・ラ・ローズです。

本作は70ミリの1ボトルのために400本もの薔薇を、グラース産のセンティフォリアローズ250本とブルガリア産のダマスクローズ150本を一緒に合わせたことで、柔らかな女性らしい繊細さと豊かさが宿る、まさに日本人女性のための薔薇の香水となっています。

トップではブルガリア産のダマスクローズが瑞々しい桃や洋梨を思わせる豊潤で甘いフルーティーさを持って香り、ベルガモット、レモン、オレンジの柑橘類と華やかに絡み合い、お淑やかなのに明るい印象が感じられます。まるでマリーアントワネット王妃が幼少期に薔薇の咲き誇る庭で、温かい陽だまりの中でモーツァルトからプロポーズを受けるシーンが想起されます。

ミドルになると蜂蜜のような甘さが特徴的なグラース産センティフォリアローズがパウダリーなヴァイオレットにマグノリアや他の花々と甘美なマリアージュを果たします。少女から一人の女性、淑女に成長したマリーアントワネット王妃のようです。華やかでありながら、女性らしい柔らかさもあるセンシュアルで可憐な香りです。

ラストになると自然とムスクやシダーウッドとなめらかに溶け合い、石鹸のようなパウダリーな繊細さがより強くなりますが、薔薇と女性という本作の主題はずっと残っています。薔薇を持つマリーアントワネット王妃の微笑みをどこかに感じながら、柔らかく肌と溶け合い幕を閉じていきます。

ア・ラ・ローズはゆったりくつろいで二人で過ごす時も女性らしさをさりげなく主張しながらも、柔らかな落ち着きをもたらしてくれたり、カフェやお洒落なレストランなど日中お出かけの時、またラグジュアリーなホテルでディナーという時もオールマイティに使いやすく非常にお勧めしたい一本です。

2.ラブインホワイト(クリード)

香りのノート

Top
オレンジ、アップル、アプリコット

Middle
スイセン、アイリス、マグノリア、ライス、ジャスミン、ローズ

Last
ムスク、シダー

 

2本目にご紹介するのは、雪のようなホワイトフローラルブーケが春の祝福を受けたように白い愛を奏でる、パウダリーホワイトフローラルのラブインホワイトです。

本作は調香師オリヴィエ・クリードが1869年のスエズ運河開通式にてウジェニー皇后が身に纏った純白のドレスからインスパイアを受けて創りあげました。

はじまりはオレンジピールやアップル、アプリコットの果実が爽やかにほんのり甘く、ホワイトフローラルに重なり、爽やかな春のそよ風が呼び起されます。次第にスイセン、アイリス、マグノリア、ジャスミン、ローズの花々が織りなす花々が強く、それでも繊細で春の温かみさえ感じます。共に寄り添うまろやかなライスがクリーミーなミルクのようでたまりません。

凍てつく冬を終えて生命が誕生し、花が芽吹く季節の春の祝福を一身に万遍に受けるようです。そして、清潔感のある上質でパウダリーなムスクとシダーが各々の肌の匂いに重なり、まさに我々が白い愛の虜になるように最も美しく香ります。

ラブインホワイトは付ける量を調節すればナチュラルにも身に纏え、お昼に外を一緒に歩く時もカフェやラグジュアリーなホテルでのレストランにも向いており、逆に敢えて強めに付けて華やかな場やパーティ向けに付けるのも良いでしょう。どのような場でも白い愛の香りを身に纏って大事な人と一緒に過ごすのも特別なひと時になるでしょう。

3.ムスカラカカオ(フエギア1833)

香りのノート

カカオ、ムスク(Muskara Phero J. )

 

3本目にお届けするのはチョコレートの主原料であり、「神々の食物」という意味を持つテオブロマカカオと人間のフェロモンである特別なムスクのみを香料とした、グルマンのムスカラカカオです。

本作にはアマゾン地域で蒸留されたカカオと人によって香り方が変わるその人自身のフェロモンを表した特別なムスクのムスカラフェロジェイが使用されており、自然界の香料とその人の匂いが溶けあう、つまりチョコレートの香りと我々の匂いが美しく調和します。

付けると甘さが落ち着いたほろ苦いビターなダークカカオの波が一気に押し寄せます。成形されたチョコレートと言うよりは湯煎して溶けた時のような芳醇な香りが拡がります。ほんのり洋酒を感じる程度に香る、大人なチョコレートです。
次第に肌の体温によって温められてまろやかさや甘さが増してビターチョコレートの湯銭から洋酒入りの濃厚なビターチョコレートケーキのように変化します。しばらくずっとです。

そして、カカオは和らいでいくと肌と溶け合い、優しく甘くそしてビターに香ります。チョコレートの香水を付けているのではなく、我々からチョコレートの匂いがしていると感じられるのは、その人自身のフェロモンを表した特別なムスクのムスカラフェロジェイが一緒に使われているからです。なので、ムスクとはありますが、自然界のムスクの香りは一切せず、するのはチョコレートの香りそのものだけなのです。

ムスカラカカオはチョコレートそのものの香りを文字通り味わうことのできる唯一無二の作品です。他にチョコレートの香りや他の香料と一緒に入れた作品はありますが、カカオのみを純粋に香料にし、人の匂いそのものを表す特別なムスクと入れることで我々の香りになるといった作品を他には見たことがありません。これほどまでにチョコレートの祭典であるバレンタインデーに相応しいチョコレートの香りは知りません。

大人っぽいチョコレートのグルマンのため、普段ならば比較的夜向きでお洒落なバーが似合いますが、バレンタインデーに限っては時と場所を選ばずに付けることができます。また、その人そのものの匂いとカカオの香りが混ざり合いますので、あなただけの香りとなり、気になる異性をときめかす愛のキューピッドとなってくれるでしょう。

4.ヴェルベット ローズ & ウード(ジョーマローン)

香りのノート

ローズ(ダマスクローズ)、ウード、プラリネ、クローブ

 

4本目にご紹介するのは真紅のダマスクローズがミステリアスでスモーキーなウードに包まれるなか甘いプラリネとスパイシーなクローブの刺激のなかで退廃的に交わる、甘美なダークなローズのヴェルベット ローズ & ウードです。

本作は重厚な大人のレディに似合うダークローズが主役の薔薇の香水ですが、スパイシーなクローブに果実のプラリネと貴腐ワインも連想されます。一方、本作のブランドであるジョーマローンは元々二つの作品を重ねづけするコンバイニングを推奨しておりシンプルなコロン作品が中心で、作風がすっきりとして軽やかさがあります。そのため、重くなりすぎないことも特徴的です。

トップは刺激的な香辛料であるクローブの香りが主張をし、ダークローズと重なって魅惑的なスパイスとなります。また、果実である甘いプラムも添えられ、この上ない甘美なローズのジャムを思わせるオープニングのはじまりです。時間が経つとトップのクローブやプラムは落ち着いて代わりにスモーキーなウードとローズの芳香が強くなります。

退廃的なミステリアスさやローズの華やかさが増して、大人のレディの華を感じられます。ラストになるとミステリアスなウードがより強くなりながら、ローズの香りはずっと残り続け、肌に美しく馴染みます。まるで、ローズの花びらのベルベットのように。

ヴェルベット ローズ & ウードは大人のレディらしい甘美なフローラルで冬の寒い時期にも合っており、夜のパーティやラグジュアリーな場でも身に纏えます。一方、若干の軽やかさもあるため、一緒にチョコレートを食べる時やディナーにもぴったりです。バレンタインならば日中のデートにも問題なく扱えます。

5.ジャスミンルージュ(トムフォード)

Tom Ford – Jasmine Rogue

香りのノート

Top
シナモン、ジンジャー、ベルガモット、カルダモン

Middle
ジャスミン、イランイラン、ネロリ

Last
アンバー、ウッディ、バニラ、レザー

 

5本目にお届けするのは主演女優のジャスミンの魅力に満ち溢れる、官能的でゴージャスな大人の女性のためのオリエンタルスパイシーフローラルのジャスミンルージュです。

本作のジャスミンですが、ジャスミンティーに使われる品種であるジャスミンサンバックが使われているため、濃厚な花々の香りがするのに気品や清潔感も感じられて、意外と春や夏にも似合うそんな作品です。

付けた瞬間からジャスミンを中心とした生花が生命力に満ち溢れたように強く香ります。あまりの威風堂々たる花の存在感に圧倒されてしまう方もいらっしゃるかも知れません。ジャスミンのみならず、イランイラン、ネロリとフローラルブーケがうっとりするように魅惑的に香ります。

シナモン、ジンジャー、カルダモンのスパイシーな温かみと南国を思わせる花々が絶妙に重なり合います。それでもしばらくすると落ち着いて香りは和らぎ、信じられないくらい優しく寄り添うような香りに変化します。肌馴染よい優しい甘さのバニラが添えられて大人の女性の包容力を思わせます。

ジャスミンルージュは夜のデートや華やかな場が相応しい作品ですが、案外、お二人がのんびりと落ち着いた場所でくつろぐ時もお勧めしたいです。女性らしい外側の美しさをより輝かせるのみならず、内側からくる女性らしい柔らかさや寄り添う心がにじみ出るような部分もあります。なので、一緒にいると不思議と安らぎを与えてくれるそんな作品です。

6.カサブランカリリィ(バイレード)

香りのノート

Top
ブラックプラム、ガーデニア

Middle
カーネーション、インディアンチュベローズ

Last
パリサンダーローズウッド、ハニー

 

最後にご紹介するのは、モロッコの湿気の高い夜を表現した、百合が使われていないのに百合の香りがする、百合の純潔が官能に堕ちるような、非常に官能的なオリエンタルホワイトフローラルのカサブランカリリィです。

本作はバイレードのラグジュアリーラインである夜の儀式として、夜のお出かけや就寝時に向けて創られたナイトヴェールズコレクションのため、最も濃度の高いパルファンとなります。そのため、日常使いというよりは非日常的な瞬間こそ栄える特別なフレグランスです。

オープニングはパウダリーで清楚な百合の香りを想起させるガーデニアとカーネーションによるホワイトフローラルが香ります。プラムがブラックであるからか、果実なのに甘すぎずに大人っぽさを添えます。濃厚ながら清潔感もあってエレガント、そして清楚なホワイトフローラルが漂います。

ところが、肌の体温によって温まってくると、「百合」の純潔は堕ちます。夜に咲いて濃厚で官能的な芳香を放つチュベローズが肌の上で強烈に誘惑をしてきます。妖艶の激流が押し流すそんな勢いで、これならばどんなに貞淑な百合が堕ちるのも頷けます。このチュベローズですが植物でありながら動物的な香りもする、まさに究極の官能です。

ラストノートになるとチュベローズの主張も落ち着いて、代わりに温かみと落ち着きのあるローズウッドと蜂蜜が甘やかに柔らかく肌馴染みよく香り出し、不在だった「百合」が戻ってきます。ただし、そこに居るのは貞淑なだけの百合ではなく、愛の歓びを知ったレディです。

カサブランカリリィはここぞと言う特別なタイミング、場面で付けるのが良い作品です。非日常的なラグジュアリーなパーティの他、二人きりで一緒に過ごす夜に最も似合う作品です。

 



香水を愛してやまない某IT企業Webライター。
大学の頃にラルチザンのヴォルール・ド・ローズに出会い
衝撃を受けて以来、香水愛好家となって10年以上を経る。
そのため、IT企業でのライター経験を活かし、
愛する香水のことを発信するライフワークも始める。
初恋はラルチザンのヴォルール・ド・ローズで
今の恋人はFueguia1833のChamber。


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