ジメジメとした梅雨の時期を乗り越える香り術。選び方のコツとおすすめ6選

 

こんにちは、セレスのライターの凜です。
これから連日湿気の酷い時期になっていくので、早く梅雨が明けて欲しいと除湿をしながら過ごしています。

梅雨はどうしても湿気でジメジメしていて、雨が降っているのに湿気も高く蒸し暑く感じてしまいますよね。
そのため、本記事ではリフレッシュするための手段の一つとして、梅雨にピッタリな香水を選ぶコツと付け方、作品を6本おススメさせていただきます。

 

香水を梅雨に選ぶコツと付け方

リフレッシュするためのツールとして香水は良いものですが、梅雨の気候は夏のカラッとした分かりやすい暑さではなく、湿気の蒸し暑さと雨の冷たさもあります。そのため、ただ清涼感の強いひんやりとした香りを選べば良いといったように一筋縄ではいきません。そして、今までの春とは異なった、梅雨だからこそ意識して欲しい付け方もあります。

 

1、梅雨の香水選び&付ける際に気をつけること

梅雨は空気中の水分量が多いことに気をつけなければなりません。
そもそも香水というのは空気中に拡散させて香りを楽しむものですが、
普段通りに香りが拡散するのを、水分子に邪魔されます。
上手く拡散ができず、強めに香ってしまうのです。
そのため、濃厚なオリエンタルノートやグルマン系はきつく感じやすいので梅雨には向きません。
付ける量もいつもより半分くらいに抑えて調節するのが梅雨での上手な付け方です。

 

2、おススメのノートはシトラスをはじめとした「爽やか」がキーワード

先ほどちらりと濃厚な香りは梅雨には適さないとお話ししましたが、
逆に梅雨にもぴったりなノートも存在します。
梅雨に欲しくなるお日様のようなシトラスに、涼やかだけど適度な甘さがあって雨の日でも冷たくならないティーの香りです。
両方とも梅雨のじめじめした感じの対極である「爽やかさ」を内包しながら、軽やかで重たくないノートのため、そこまでプッシュ数や量を気にせずとも付けやすい香りです。

 

3、あえて雨をイメージしたノートもあり?

どんよりジメジメした梅雨を忘れさせてくれるような「爽やか」が香り選びのキーワードと言いましたが、
梅雨であることを逆手にとって、梅雨そのものを楽しむことも香水ではできます。
例えば、室内で読書をしながら雨音に耳をすませたり、雨の匂いをそっと楽しんだり、梅雨をジメジメした嫌なものとするのではなく、梅雨そのものを楽しませてくれるような「雨の香り」も香水の世界にはあります。

 


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梅雨におススメしたい香水6本

いよいよ梅雨におススメしたいシトラス、ティー、雨の香りなど、男性も女性も使える計6本の銘柄をご紹介いたします。

 

1.アールフレグランス – オー ド アール オーデコロン(シトラスグリーンアロマティック)

Top
かぼす ジュニパーベリー ブラックペッパー
Middle
ルバーブ ハーバル
Last
ベチバー サイプレス ムスク

 

最初にご紹介するのはシトラスから、ユニセックスで扱える常識へのアンチテーゼから生み出されたオードアールオーデコロン(アールフレグランス)です。

付けた瞬間から和柑橘かぼすが鮮烈に香ります。堂々と輝く太陽のような洗礼を受け、まるでそのまま眠りから目覚めさせてくれるような香りです。
ただし、強烈に肌になじまない防虫剤のように香るのではなく、調和や洗練もされています。
ジュニパーベリーの清々しさやブラックペッパーのスパイシーさが良い味を出して軽やかです。

香水の伝統的な香料(マンダリン、ベルガモット、プチグレン、ビターオレンジ、ネロリ、オレンジフラワー、オレンジスイート、レモン、ラベンダー、ローズマリー)を一切使っていないらしく、そういえばよくある香水の共通するような何かが全然無い、アンチテーゼとはこういうことか!と筆者はなりましたが、良い意味でこの後裏切られることになります。

かぼすが少し落ち着くと、ハーバル調の香りに変化して、お菓子でも花でもない、嗅いだことの無いフルーツのような不思議な甘さが登場します。甘さの正体ですが、ルバーブです。ルバーブは野菜なのにジャムにもされる、アプリコットやトロピカルフルーツの香りのする変わった植物です。そんな爽快な甘さとハーバル調が絶妙に調和します。その後はムスクの香りと合わさり静かに立ち消える、まさに常識へのアンチテーゼです。

 

2.ペンハリガン ー ブレナム ブーケ(シトラス)

香りのノート:レモン、ライム 、ブラックペッパー、パイン、ラベンダー

 

続いてご紹介するのもシトラスから、今度はやや男性向けな伝統的かつ爽やかで清潔感のあるブレナムブーケ(ペンハリガン)です。先ほどとは対照的な伝統的で決して強い個性はないけれど、品があって清潔感もある、とても使いやすい香りです。

付けたてから現われるラベンダーがひんやりとしながら洗い立てのシーツを思わせる清潔感を感じさせます。ラベンダーが落ち着いたらレモンや松(パイン)といった柑橘に針葉樹と力強い香りに少しずつ変容していきます。

それでも最後まで英国紳士のような清潔感は抜けずに留まります。
清潔感とひんやりとした感じもあるため、梅雨が明けた夏なんかも非常に付けやすい香りです。
オフィスにもとても良いです。
TPOをあまり問わずに爽やかに身に纏える一本はプレゼントにもぴったりの作品となっています。

 

3.キリアン – バンブー ハーモニー(ホワイトティー)

Top
ベルガモット ネロリ オレンジ(ビターオレンジ)
Middle
ティー バンブー ミモザ スパイス
Last
フィグ(リーフ) マテ オークモス

 

3本目にご紹介するのは打って変わったお茶の香りのホワイトティーノート、ユニセックスでも扱える竹林で優雅にお茶を嗜むようなバンブーハーモニー(キリアン)です。

はじまりはフレッシュなシトラスのなかにも竹林(バンブー)の青さやティーの落ち着きもあって、最初からとても優雅な気持ちにさせてくれます。和の香水のようにも感じますが、抹茶というよりホワイトティーの香りで、前回特集したエラケイのサガノの詩とは似て非なる香りです。ただこちらの方がラストにイチジクの葉があってホワイトティーで、柑橘の酸っぱさがそこまでないからか、しっとりと甘く石鹸のように香っていきます。
そのため、夏のお祭りの季節で浴衣姿にうなじへ付けるのもとても素敵です。

本作品は個人的には竹林の邸宅の庭で、優雅にティータイムを楽しむそんなイメージがずっと漂っています。
梅雨の室内で過ごすひと時に如何でしょうか。

 

4.セルジュ ルタンス – ファイブオクロックオジャンジャンブル(紅茶とジンジャー)

Top
ティー ベルガモット
Middle
シナモン ジンジャー
Last
ペッパー ハニー アンバー パチュリ カカオ

 

4本目も同じくティーの香りでユニセックスですが、こちらの茶葉は紅茶で、かつ「ジンジャーが香る午後五時」という和訳通り、ジンジャーのパンチが強いファイブオクロックオジャンジャンブル(セルジュ ルタンス)です。

トップは先ほども申し上げた通り強烈なジンジャーがこれでもかというくらい押し寄せて、それと同時に紅茶へ、ベルガモットが優雅に添えられます。ジンジャーが強いだけの香りではなく、ベルガモットの気品があります。

ミドルになるとシナモンも合わさり香辛料のパンチは加わりますが、ベルガモットやティーと調和して良い味を出しています。終盤になるとハニーにカカオと甘い香料に辿り着きますが、あくまでティーとスパイスの香りで、こてこてのグルマンみたいにくどさはありません。蜂蜜とチョコレートの甘さが馨しく漂って雨の少しひんやりとした日も、ティーが主題のため、湿気に邪魔されることもなく自然と香ります。

 

5.フレデリック マル – アン パッサン(雨をイメージした香りのフローラル)

香りのノート:ライラック、キュウリ、ウォーター

 

5本目にご紹介するのは、雨上がりのやわらかい春風に乗ったライラックの香りをイメージしたレディースの優しいフローラル、アンパッサン(フレデリックマル)です。

肌に乗せるとライラックの白い花弁が優しく甘くそよ風に運ばれるように香って、それでもキュウリとウォーターがあるから、ウォータリーなまさに雨水に被った透明感も漂っています。

調香師のオリヴィエ・ジャコベッティはブランド創設者のフレデリック・マルからも「偉大な写真家のように雰囲気を作り出す能力がある」と評されていますが、事実に違いないとアンパッサンを嗅いだ瞬間に感じました。

香調は白い花弁の優しい甘さのライラックに雨上がりの澄んだ香りがずっと変わらず続きます。
白い花の香りはよくパウダリーであることも多いけれど、パウダリーというにはあまりに軽やかです。まるで白い花弁の結晶に触れたら消えてしまいそうなそんな儚さがあります。

梅雨の雨上がりの、美しくて白く甘い優しい香りを試してみませんか?

 

6.ル ラボ – べ19(雨をイメージした香りのシプレ)

香りのノート:パチュリ、オゾン、ジュニパーベリー、グリーン、ムスク、アンバーグリス(アンブロクサン)

 

最後にご紹介するのも雨の香りですが、こちらは雨に濡れる大地の香りを表しており、大分アーシーで力強さのある先の香りとは180度異なるユニセックスな(やや男性寄り)シプレノートのべ19(ル ラボ)です。

ガツンといきなり来るパチュリの墨汁のような土の香りにグリーンの苦味が入り混じっています。と同時にオゾンの水っぽい感じも添えられて、ジュニパーベリーの清々しさと一緒にハーモニーを奏でています。

土砂降りの雨降る自然の中にたたずむようなそんな雨をイメージするような豪快さがあります。
香りにも少しずつ変化が現れ、次第にまろやかになり、ご購入者様のレビューにも数件ありましたが、「ヒノキ」っぽいような、どこか懐かしい香りが漂います。

そしてラストはムスクやアンバーグリスの動物のホルモンのような香りが漂って、最初の荒々しい雰囲気からガラッとセクシーな大人っぽい香りとなります。

豪雨からシトシト降る雨に変わったりする変化の激しい本作品を、変化を感じにくい気候の梅雨だからこそ楽しむために取り入れてみてください。



香水を愛してやまない某IT企業Webライター。
大学の頃にラルチザンのヴォルール・ド・ローズに出会い
衝撃を受けて以来、香水愛好家となって10年以上を経る。
そのため、IT企業でのライター経験を活かし、
愛する香水のことを発信するライフワークも始める。
初恋はラルチザンのヴォルール・ド・ローズで
今の恋人はFueguia1833のChamber。


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